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annの「元気だしていきましょ」

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無理せず自分に正直に。   なりたい自分になる!

佐渡Aなんとか完走

佐渡国際トライアスロン大会Aタイプ。
なんとか、本当になんとか完走しました。

・・・きつかった。

暑さは気温程はそんなに感じませんでしたが
たぶん知らないうちに消耗していたのでしょう。
風が強くて、バイクが振られて怖かった。
熱中症ばかり気にして、バイクで水分取り過ぎて
いわゆる「みずっぱら」になってしまい
胃が食べ物を受け付けなくなりました。
バイク途中から、すでに「おえ~」という感じ。
ランでは補食はもちろん、水を飲んでも気持ち悪くなるほど。
水を飲むと、しばらく気持ち悪くて走れなくなるので
塩をなめたり、飴をなめたりしながら、なんとか前に進みました。
途中から「歩いたら何時間かかるかなあ~」と計算し始めたり。

ちょうどランのハーフ位の関門に、大きな時計があって
「18:○○:○○」と表示してありました。
・・・何の時間?
と思っていたら、マーシャルがなんとかって話している声が聞こえました。
「!」
そうです。関門です。
あと18分後にここで関門が降りる(かも)と思ったら怖くなりました。

佐渡Aは今年で6回目ですが、
今まで、幸いにも制限時間や関門を心配することはありませんでした。
だから、関門や制限時刻までもうろ覚えでした。
関門に引っかかるんじゃないかと急に心配になって、歩いたり、走ったり。
結局、それぞれの関門30分前には通過できたのですが、
ホント気が気じゃなかった。

新穂を過ぎて、潟上や瓜生屋のあたりにくると、
めまいはするし、気持ちが悪いし、もうとっくに限界を超えていました。
選手収容バスが対向車線に停まっているのをみたら
ここでやめてしまえたらどんなに楽だろうと思ったり、
残り15kのところまで来て、ダメになりたくはないとおもったり。
でも、コースのところどころにAコーチがあらわれて
「チームのメンバーがゴールで待ってますよ」
と言ってくれたり
自分はレースにでないのに、
チームメイトのNさんがわざわざ昼の便で応援に来てくれた姿をみたりしたら
何とかして、何としてでもフィニッシュまでたどりつかなきゃと思いなおしたり。

・・・あとね。

私には、もうひとつ「約束」があったんです。

セントレア前、仕事上のアクシデントで、一時「廃人」状態になりました。
セントレアもリタイア覚悟で無理して出場して
その後も、なかなか気持ちが上向きになれなくて
佐渡はおろか、今年はもうトライアスロンは無理かななんて、
そんな風に思ったりして。

そんな時に、励ましてくれた方に、厚かましくも
「もしフィニッシュできたら、同伴フィニッシュしてくださいね」
とお願いしていました。
きっと待っていてくれるから、待ちぼうけを食わせる訳にはいかない、
何が何でもフィニッシュしなきゃって思ってました。
開会式に、選手宣誓された河原田商店街のお店屋さんだという年配の男性が
「何が何でも、河原田商店街までたどり着くことを誓います」
と宣誓されて、会場の笑いを誘っていましたが
私もレース中は同じ気持ちでいっぱいでした。

最後の八幡のエイドまで来た時、
県庁トライアスロンクラブのメンバーのAさんがボランティアをしていました。
私をみて
「お~きたね~。えらい!えらい!大丈夫、間に合う!間に合う」
と言ってくれました。
開会式の時、ばったり会って、
私が仕事で精神的に参ってしまい、練習不足なこと、自信がないことをぼやいていたから
それを覚えてくれていたみたいです。

河原田商店街まで来たら、
アーケードの中にいる人達がみんな笑顔で迎えてくれました。
チームメンバーはアーケードから飛び出して迎えてくれたし、
リーダーのSさんは
「おかえり~」
と抱きしめてくれました。
「もうだめかと思った」
と言ったら涙がでました。

約束したBさんは。セントレアのお土産の鈴を鳴らして、
アーケードから出て、待っててくれました。
西内プロやNSIの方たち、全然知らない人とも
ハイタッチをして進んだと思います。
グラウンドに入ったら、チームアクシーのみんなも待っていてくれました。
手招きしたら、Aコーチが
「みんな、行きましょう!」
とついてきてくれました。
遠かったフィニッシュゲートがすぐそこにありました。

閉会式前、芝生に座り込んでいた私のところに
八幡のエイドにいたAさんがきてくれました。
「この状況でフィニッシュできたことはきっと自信になるよ。
今よりも悪い状況はないって、こんな状況でもできたって思えるよ」
って言ってくれました。

…本当でしょうか?

佐渡大会のフィナーレの花火は、今年もまた、
いえ、例年以上に最高でした。

今回のレースは胃腸のダメージを尾を引きました。
今は大食いに転じていますが。
完走率はAタイプ男子が75%、女子が67%だったそうです。
かなり低いですね。
レースの時には自分だけが苦戦していると思っていたけれど
みんな大変だったのね。
ああすればよかった、こうすればよかったって、
今になって思うことはたくさんあるけれど
自己ワーストの情けないタイムだったけど
6月のあの最悪の状態から、こうして佐渡Aのフィニッシュまで戻ってこれたこと、
自分としては上出来です。

・・・ありがとうございました。感謝です。
by an_angels_egg | 2012-09-04 21:29 | トライアスロン・マラソン

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